2010/03/05 (Fri) 好きの山口さん

着物フリマで一緒にお香屋をやっている好きの山口さん


出会いは『香司養成講座』さほど人通りの多くない道に佇むビルの4階…。講座の当日、人見知りの私は『ちゃんと挨拶しよう、ちゃんと、うん。あ、こんにちは～…』と初めて声をかけたのが笑顔で迎えてくださった山口さんでした

今では着物フリマの経理や情報収集もして下さる頼れる相方さんです

その山口さんが命名した自分の屋号『餘香庵』


なかなかパッと見で読める方はすくないかと思われます。PCですら変換されにくいこの言葉、『すがりあん』と読みます

『すがり』は末枯(スエガル)、過(スグル)等が語源で、ものの盛りが過ぎて尽きなんとする様子のことをいいます。お香の世界では、薫が消えつきることをいうのですが、薫の名残りを指すことも多いみたいです

香絡みの名前を付けたかったのとちょっと珍しい言葉にしたかったので命名したようですよ

薫りの名残り…ワタクシ好きです


お香はいろんな楽しみ方があって、

そのものの香り。

残り香。。

移り香。。。


一つのお香を使ってもどれも香りが違いますよね。

それをどれも楽しんでしまう昔の日本人の想い方の繊細さには惚れ惚れします…

こんないい名前をつけた山口さんてば、さすが和物好きの好きの大和撫子です