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~草木を使った手作り香屋。心・或る・イイ香りをお届け㊥です!~
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2025/01/23 (Thu)                  [PR]
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2009/12/06 (Sun)                  ベース。 後編
『もっと我慢してれば上手くおさまってたんじゃないか。。人として妥当なのはあたしぢゃないよな…』

そうやってバンドをやめても自分をせめるのは変わらなかった。
だから結局辛いままで、しまいには自分が人に愛情を注げないのを両親のせいにしたりもした。


愛情がなくて、仲間ができるはずなんかない。仲間ができなきゃバンドはやれない。バンドがやれないなら音楽ができない。

せめて、そんな連鎖を断ち切るためにいまの音楽制作会社に働きはじめた。



早5年、MIDIの仕事に打ち込んできたあたしは既に音楽を仕事にすることにお腹一杯になっていた。機械と向き合ってお金を貰うなんて生涯続けたいと思わない、それなら何か人間味のある新しいことを…と模索していたら『お香』にたどり着き、香楽さんで『香司』の資格を取得。いざ!という時期に、ベースの仕事がきた。


『…やりたい。』

『この仕事に挑戦しなければ親不幸ものだ。これでだめなら授業料を全て返そう』

『これができたらあたしは思い残すことはない。以前歌の仕事ももらえたし、プロになるという夢が全て叶う』




意気込みは十分。絶対大丈夫。唯一学校出だし、大丈夫。


いざ当日。


心配して上司が見にきて、『渋いベースだねー』とか言って和ましてさってった。


本番。


あたしは緊張して体がギクシャクしてた。でも緊張がないと演奏に気を配れないのも知っている。なくさないように、一呼吸。。

…伴奏がなった瞬間、緊張が一瞬で焦りに変わった。事前の準備ミスでキーが違うことに本番になってきがつくなんて…!!

ひとつ、ふたつ…全音分キーが違うから、よし、指の流れはかわらないでよくて、よくて、でもえっと…



―通しで二回弾いたあと、ミキサールームに呼ばれた。

『んー、緊張してる?これじゃー…ちょっとねぇ。。まま、演歌は難しいよ。うん。もっとゆったり、日本海みたいに波がどっぱーんみたいに、ゆったりね…。あとビビりがなー…握力かもね』


…こんなもんか。あたしの実力って。そんな優しくしないでいいのにな…。


いつもなら出来ないと悔しくてナニクソ!の勢いで次には活かそう、絶対元をとるって思うのに、この時は、泣きそうなのをこらえながら、ただ、そう思っていた。


『録る』ということは『一生世に残る』ということ。バンドで演奏するのとは訳が違う。事前準備不十分なんて言い訳にならないことはわかっていた。


30分もしないうちに仕事に戻る。どんな顔してみんなと接したらいいんだろ。ドアをあけると何か空気がちがう様に感じた。

五弦のベースを使って、ベースの学校をでて、これか。


何も言われないから余計にそう言われているように思ってしまう。。それでも気をつかわれないように口角を上げて仕事に戻った。



『一先ずもう一回、2日後にやろう』



そういってくれたのが救いなのか余計なお世話なのか自分ではよくわからなかった。


何とか持ち歩ける重さのベースがいつもよりも重い…


家について、電気つけて、ソファーに座って…。


何をしたらいいのか、何ができるのか、、何をしてたのか…、何が何を……………頭は静かにパンクしそうだった。その日は何も出来ずにただ思いつくまま考えていた。


次の日。


通常の仕事はいつものように忙しい。忙しい中でも集中しきれないまま11時に仕事が終わる。

…とにかくやらなきゃな…


家に帰って、ちゃんとキーのあったMIDIを使って、ちゃんと楽譜を見て、弾く。弾いて弾いて…


だめだ…ビビらないように集中するとリズムがみだれちゃう。。

ビビらないようにするのに握力は確かに必要だけど…直ぐにどうにかできることは…。弦高を変えてみても1フレットばっかつかうんぢゃそんなに違いがないから…ん?1フレットばっかりつかってる、、先生はあんまり使ってなかったな。。…うん、他の弦に置き換えてた!1フレットばっかりなら尚更チューニングを上げて他の弦で弾けばビビりなんて気になんないぢゃんね。うわ、神様おりてきちゃった!


弾いて弾いて、少しだけ寝て、出社。


それでもベースは重い。



上司は『ばっちり?』

私は『(首をかしげる)』


ばっちりかどうかなんてあたしが決めることぢゃない。


いざ、本番。


 



少し寝てしまったけど今のあたしができることをやって、最後のチャンスだったベース録りの本番は、結局あっと言う間に終わった。

『前よりも見違えるぐらい変わったね。』

それでも今の実力は及ばず、早すぎる戻りにやっぱり空気は重い。。



あたし、親のお金で何してんだろ…。

それに尽きた。



『戻ります』そういって着いた席の後ろから『めげんな。』と一言。精一杯の励ましの言葉を噛みしめながらいつもの仕事に戻った。。

『どーしたの』そういって休憩に連れ出してくれたのはあのHさん。励ますわけぢゃなく、同情するわけでもないその接し方に気持ちは落ち着いて、仕事に戻る。

次の日、録りをしてくれた先輩が罵声を浴びせられていた。上司は『可哀想だからってやらすのはちがうだろ!仕事なんだよ!』

…あたしのことなのは直ぐにわかった。二回目の変わり様に期待をこめて次もやらせようとしてくれていた。その先輩は優しい。だけどそれが一番傷つくを多分知らない人だとおもう。。


それから約1ヶ月、心の中は空っぽだった。


いつもなら出さないミスをだしたり、ある時には途中で気分が悪くなり途中下車をし遅刻をしてしまった日もあり、そんなことをしてしまう度に自分の存在が疎ましくてしょうがなかった。

休日出勤もあるほど忙しいのにそんなことしてる場合ぢゃないだろ!そう思っても、直ぐに立ち直れるわけがなかった。


そんな中、飲み会があった日は、最後の休日出勤の日。


上司がHさんにかけたあの言葉に私は笑うしかなくて、それを見てか


『ごっちん、気にしなくていいからなあいつ(録りの時の先輩)の言葉なんて。』


…はい。でも…


『早く戻ってきたときになんて声かけようか本気で焦った

…すみません。。


『にしても、ベース凄いんだよ。練習のし過ぎでネックの裏とかが色あせてんの。』

『頑張り屋だもんねぇ』


…え?



走馬灯みたいに頑張っていた時期の頃が浮かんできて、あっという間に、気持ちが和らいでいた。

今の自分は過去の自分があってこそ。
だからだめだったのは過去の自分が努力しなかったから。。

そう決めつけていた。


そんな私にその言葉が必要だったみたい。。






今回のことで私は、色んな方に気をつかわせ、励ましてもらい本当に有り難く思います。。

加えて、ベースへの気持ちも落ち着き、吹っ切れました。

ちゃんと自分がこれからやりたいこと。
彼氏とずっと一緒にいて、子供も産んで、お香屋をやることで手で作る楽しさを伝えながら生きたい。


この出来事があってから数ヶ月、今もその会社で恩返しをさせてもらいながら、休日にフリマでお香屋をやっている事が私にとっても親にとっても一番いいのかなとおもう。


ちゃんと自分でけじめをつける日がくるだろうけど、今はちゃんと自分らしく頑張りたいとおもいます。


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2009/12/01 (Tue)                  ベース。 前編
こないだ珍しく会社の飲み会に行った。飲めないわけではないけど、お酒の場があんまりすきぢゃないから誘われても理由を見つけては断ってました。

この日は休日出勤も一段落して、早く上がれたから何となくそれとなく参加。



上司が『H!おまえがベースひけるとは思わなかったよ。スゲーな』と声をあげた。

あたしはみんなに続いて頷いてたけど少し顔は引きつっていたきがする。
最近うまく愛想笑いが出来ない…。



原因は、そのベース。


新しい仕事でベースを弾くチャンスがあったのに、あたしは、せっかくのチャンスを、自分の手で逃した。

Hさんは唯一合格した人だった。


ベースは歌と共に高校生のときから、ろくに弾けもしないのに『プロになる』って決めて、むりくり集めたバンドだったけど、みんなのおかげで3年間軽音部でベースが弾け、自分で歌えて、部長までやらせてもらえた。

ドラムを叩いてくれてた子は『私がやめたらゴトーが部活にいられなくなるでしょ。楽しかったからいいけど』という理由で続けていてくれたらしい。

特にこの子には今も頭が上がらない今も手作り市とかで色んな手作りの品を見に行ったりする勉強仲間で、人が嫌いな割には人一倍周りに気が使える、頼れる大事な友人です。



高校の時はいつも頭は軽音のことで一杯で、同級生も後輩も先輩も協力してくれていた。顧問の先生は見てただけだけど逆にやりやすかったし、担任の先生や音楽の先生も応援してくれて、居場所ができて凄く嬉しかったし、やりがいがあって楽しかった。



卒業後はちゃんとベースを学びたいと専門学校へいった。親は今までの頑張りを認めてくれお金を出してくれて、今使っているベースも『生涯使うものだから』といって買ってくれようとしてたけど、自分で買いたいあたしの気持ちを尊重してくれ、せめてもの気持ちでお金を貸してくれた。


同時にプロを目指す茨城出身のバンドにサポートととして一緒にやらせてもらった。そこで、あたしは”はじめて“プロとは何か、音楽で食べていくというのはどういことかを身に沁みて感じた。



誕生日には友達の友達まで呼んで盛大なサプライズ誕生日会をひらいて朝まで飲んだくれたりして、騒いではしゃぐのが好きな人達だった。月曜はスタジオ、金曜は泊まりで曲づくりや自分達のライブビデオでの反省。いざライブとなると真剣にエンターテイメントを届けようと暴れまわったり、曲づくりとなるとテンポの1単位でこだわる何にもまっすぐな人達だった。



そんな彼らを尊敬していたけど、本当の自分との差が激しく、自分の居場所だとは思えないでいた。

彼らといると自分の悪いとこが目について居たたまれなかったせいもある。自分をせめるのに疲れたとき、あたしはこのバンドをやめた。


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2009/11/25 (Wed)                  たかおーざん!
私の友人たちと、彼氏と、その友人たち…登山合コンではありませんが男女六人で登ってきました

降りて直ぐに都心よりすごい人混みがでもその奥には嘘みたいにマッキイロの景色やっぱりここは山でした



しかし高尾山といえばこの紋章








これがリフト乗り場の





寺院入口の







そして頂上の!!






綺麗な赤!紅というのでしょうか


そういえば太陽を赤く描くのは日本人特有だと聞いたことがあります。

陽を受けて赤々となるをみているとなんだかうなずける今日この頃です。




因みに寺院なのでお香ももちろんありました!


そればまた近いうちに載っけます
 
 
 
 

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2009/11/09 (Mon)                  ただただひたすら無心で作る時間
昨日はやっとのオヤスミ…。

今月最後のお家でゆっくり過ごせる時間でもあったのに、ここ何日かの怒濤の日々を思ったら何も考えたくなくなってしまいました


折角買ったソファーにも座らず…




床でぼーっと、、






ぼー…っと…






なんだか視界に山盛りの糸とビーズと並盛りのワイヤーがあるなー…





アクセサリー…つくっちゃおうかな…



…はい。











はいっ。











はいっ!!











す……………………っきり


気づいたら夜になってましたが、やっと目がさえました



全てワイヤー入りで、腕輪は勿論、指輪にも、コサージュにも、首輪のトップにもなる代物です


アルパカのオケツを掴みながらハイ、チーズ






ただ無心で自分の好きなものを自分のためにするって久しぶり…。癒されたわー…

 
 
 
 

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2009/11/02 (Mon)                  アースガーデンとデザフェスのハシゴ
まさかの同日開催でしたが、気合いをいれて友達と10時に原宿で待ち合わせ…とおもったら、10時に起床で遅刻してしまいました?

待ち時間の長さはロケットワンダーランドの紙袋の大きさが物語っておりました…、申し訳なかった


まずはアースガーデン。


前にエスニックの本でそんなようなイベントがあるのは知ってましたが、実際にいくのははじめて


ありゃ天国ですわ代々木の広場ほとんどがエスニック調のみせばっかり!


イベント破格の値段で破産しそうなぐらいに買い漁りました…はは、どうしよう…


沢山のお店があるなか、必ず行こうとおもっていたのは以前癒しフェアでお会いした姉妹で活動をされている『ArtCraftParty』さんのブースと、同じく癒しフェアでお会いした紫や黄色の色の木(木そのものの色だそうです)をつかったアクセサリーなどを作っていた『TOUNKY WOOD WORKS』さん!

まずは『ArtCraftParty』さんを発見まさか覚えていないだろうとおもって、コソコソみてたら、なにやら見たことのあるものが。。

癒しフェアの時には悩みに悩んで断念したつるし香炉がそこに神々しく吊るされておられるではないですか…!…うん。またなんの迷いもなく悩みますね。そりゃ悩みます、、だって癒しフェアのあと、ネットにアップされておらず、もう売れたものだと思ってたんですもん…まさか、イベント限定とは…!!


同じメンツで同じ物のまえでなやんでいたせいか、『ArtCraftParty』さん自ら『前に、来られたことありますよね?』って声をかけて下さいました…
まさか覚えて頂いてたとは嬉しいかぎりですもうね、運命だと思いまして、購入させて頂きました


そしたらそしたらお香をおまけでいれてくださってクンバというお香だそうで、常温だとグレープのような甘い香りで、焚くとスッとした大人びた印象に変わります。あたしも結構好きです


使い方はコルクに下から竹芯香を指して飛び出た部分をおります。
 










あとは通常の炊き方とは逆に火元を下にして香炉に指して、穴から出る香りと煙を楽しむ感じです





……かわいい……
















とさてはて、なんだかんだいって『TOUNKY WOOD WORKS』さんのブースを発見出来なかった私達は名残惜しくも時間に追われてデザフェスの開催地である国際展示場に急ぎます。急ぎすぎて危うく横浜に行きそうでしたが、なんとか、なんとか到着。。



ここでは神田のクラフトマーケットで大分話し込んだ不思議なアクセサリーをつくるお兄さん『tam tam DANK』さんのブースを探しながらの探索。。前にきたときよりも針金雑貨がおおいようなきもしながら、ポストカードマニアの友達は今日もひたすら買い漁っておりました…いい絵なんですもん。やすいんですもん。ここでしか会えないかもしれないんですもん!買わない理由はないっすわ


足早に行く中、漏らさずお兄さんを発見覚えててくれてちょっと安心でした神田のときは初対面だったのにワンピースのことだとか、男の魅力だとか世間話で何時間も話してたからでしょうか。。自然体でノリのいいお兄さんだからこそ顔見知りに慣れた気がします人柄って大事

黄色の石の金具がゆらゆらするネックレスがかわいくて、安くするよっていうお言葉に甘えて交渉開始


『これいくらですかー?』
『それはー、サンパチ
『なるほど。あのーナンパチにしてくれますか
『ナンパチってイチパチかニパチしかないぢゃん、それはちょっときついわー(笑)』


とかいいながら頑張ってもらえて、値引きして頂けましたでもでも後日HPをみたらサンパチなんてもんぢゃない価格有難いお話です。。またの新作を期待しております!



いやーにしてもつかれたけどたのしかった!!パワーも沢山頂けて、人柄と愛想って大事だなーと反省でした…
 
 
 

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プロフィール
HN:
ゴトー
年齢:
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性別:
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誕生日:
1984/12/26
職業:
香司
趣味:
幾何学模様を色んな感覚で見ること・緑を育てること・手ぬぐい集め・手縫いで無心になること
自己紹介:
母親から手作りの楽しさを教わり、薫物屋香楽さんから”お香”の奥深さを学び、お客さんからは喜んでもらう幸せをいただいています。

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